道路というと、ただ移動するための場所だと思ってしまう。
車が走り、
人が歩き、
自転車が通り過ぎていく。
そこに何か特別なものがあるわけではない。
でも、ふとした瞬間に、
道路が少しだけやさしく見えることがある。
夕方の光が、
アスファルトに長く伸びているとき。
雨上がりの道に、
空がうっすら映っているとき。
誰もいない細い道に、
風だけが静かに通っていくとき。
そんな道路を見ると、
なぜか心が落ち着く。
たぶん道路は、
いろいろな人の時間を受け止めている場所なのだと思う。
急いでいる人。
ゆっくり歩いている人。
誰かに会いに行く人。
帰る場所へ向かう人。
その全部が、
同じ道の上を通っていく。
道路は何も言わない。
ただそこにあって、
行きたい場所へつながっている。
それが少し、いいなと思う。
どこかへ向かっている途中の道もあれば、
何度も通った見慣れた道もある。
普段は気にしないけれど、
その道にも自分の時間が少しずつ積もっている。
昔よく歩いた道を通ると、
急にその頃の気持ちを思い出すことがある。
何でもない曲が頭の中で流れたり、
あのときの空気が少しだけ戻ってきたりする。
道路は、
記憶を静かに置いておく場所なのかもしれない。
癒される道路というのは、
きれいに整った道だけではない。
少し古い道。
街灯がぽつんと立っている道。
草が端のほうから少し伸びている道。
生活の気配が残っている道。
そういう道のほうが、
心に残ることもある。
何も起きない道。
だけど、そこを歩いているだけで、
少し気持ちが整っていく。
今日は遠くまで行かなくてもいい。
有名な場所でなくてもいい。
近所の道路を、
少しだけゆっくり歩いてみる。
それだけで、
いつもの景色が少し違って見えるかもしれない。
道路はただの通り道ではなくて、
日々の気持ちをそっと運んでくれる場所でもある。
そう思うと、
何気ない道にも、少しだけ癒しがある。
※この記事には広告(アフィリエイトリンク)が含まれています
ここまで読んでくれて、ありがとうございます。
楽天市場
よろしければ、
そっとのぞいてみてください。

0 件のコメント:
コメントを投稿