朝、カーテンを開けた瞬間に、
冬の空気が部屋に入り込む。
思わず肩をすくめる。
そんな日に、
ストーブの前に座る時間が好きだ。
スイッチを入れて、
しばらくの静かな待ち時間。
やがて小さな音とともに、
じんわりと暖かさが広がっていく。
手のひらをかざす。
冷えた指先が、
ゆっくりと生き返る。
背中まで温まるころには、
さっきまでの寒さが、
少し遠くなる。
湯気の立つマグカップ。
テレビの小さな音。
何気ない朝なのに、
どこか満ち足りている。
ストーブの前は、
家の中の特等席だ。
急がなくていい。
焦らなくていい。
ただ温まればいい。
寒い日ほど、
ぬくもりのありがたさを知る。
今日も外はきっと冷たい。
でもこの小さな炎が、
心まで温めてくれる。
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