2026年2月14日土曜日

寒い日のストーブ

朝、カーテンを開けた瞬間に、
冬の空気が部屋に入り込む。
思わず肩をすくめる。

そんな日に、
ストーブの前に座る時間が好きだ。

スイッチを入れて、
しばらくの静かな待ち時間。
やがて小さな音とともに、
じんわりと暖かさが広がっていく。

手のひらをかざす。
冷えた指先が、
ゆっくりと生き返る。

背中まで温まるころには、
さっきまでの寒さが、
少し遠くなる。

湯気の立つマグカップ。
テレビの小さな音。
何気ない朝なのに、
どこか満ち足りている。

ストーブの前は、
家の中の特等席だ。

急がなくていい。
焦らなくていい。
ただ温まればいい。

寒い日ほど、
ぬくもりのありがたさを知る。

今日も外はきっと冷たい。
でもこの小さな炎が、
心まで温めてくれる。

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