春が少し落ち着いてきたころ、
道を歩いていると、
ふとハナミズキの花が目に入ることがあります。
桜のように一気に咲いて、
一気に散っていく花とは少し違って、
ハナミズキには静かな存在感があります。
空に向かって、
そっと花を広げているような姿。
白や淡いピンクの花が、
春の終わりの光を受けて、
やわらかく見えるあの感じが好きです。
派手に目立つわけではないのに、
そこにあるだけで、
道の空気が少し明るくなるような気がします。
ハナミズキを見ていると、
春が終わっていくさみしさよりも、
これから季節が進んでいく安心感のようなものを感じます。
風が吹くと、
枝先の花が少し揺れて、
まるで小さく手を振っているみたいに見えます。
何かを強く主張するわけでもなく、
ただ静かに咲いている。
それだけなのに、
心の中にあった小さな疲れが、
少しずつほどけていくような気がします。
忙しい日でも、
ほんの数秒だけ足を止めて、
ハナミズキを見上げる時間があると、
少しだけ気持ちが変わります。
今日もちゃんと季節は進んでいる。
そのことを、
静かに教えてくれているようです。
ハナミズキは、
大きな感動をくれる花というより、
日常の中にそっと置かれた、
小さな癒しのような花だと思います。
何気ない道の途中で、
ふと見上げた先に咲いている。
それだけで、
今日は少しだけやさしい日だったような気がします。
ここまで読んでくれて、ありがとうございます
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よろしければ、
のぞいてみてください

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