夕方、ふと空を見上げたら、いつもの景色が少しだけ違って見えました。
西の空がじんわりと茜色に染まっていて、雲の縁だけが金色に光っている。
それだけのことなのに、さっきまで頭の中でぐるぐるしていた考えごとが、すっと静かになっていくのを感じました。
茜色の空は、一日の終わりのごほうび
朝の空は「さあ始めよう」という透き通った青。
昼の空は「しっかり動こう」という明るい青。そして夕方の茜色は、「今日もよくがんばったね」と言ってくれているような色だと思います。
オレンジから桃色、そして薄い紫へ。
数分ごとに色が溶け合って変わっていく様子は、ずっと眺めていても飽きません。
スマホを手に取るのも忘れて、ただぼんやり空を見ている時間は、何よりの贅沢です。
水面を、ゆっくり進む小さな漁船
そんな茜色の空の下、遠くの海にぽつんと小さな漁船が浮かんでいました。
エンジンの音がかすかに聞こえるくらいの、ゆっくりとした速さ。
船の後ろには、白い波がすうっと細い線を描いて伸びていきます。
水面は空の色をそのまま映して、まるで空の続きを船が進んでいるようでした。
急ぐ様子もなく、迷う様子もなく。
今日一日の仕事を終えて、港へ帰っていくところなのかもしれません。
その背中(船尾ですね)を見送っていると、「ゆっくりでも、ちゃんと帰る場所に向かっているなら、それでいいんだな」と思えてきます。
急がなくても、ちゃんと進んでいる
毎日を過ごしていると、周りの速さに合わせなきゃ、と焦ってしまう日があります。
でも、あの小さな漁船は、誰とも競わずに自分のペースで進んでいました。
- 速くなくていい
- 大きくなくてもいい
- 自分の速さで、帰る場所へ向かえばいい
そんなことを、茜色の空と漁船が静かに教えてくれた気がしました。
癒しの時間を作るちょっとしたコツ
もしこの景色が近くになくても、日常の中で「癒しの夕方」を作ることはできます。
- 日没の少し前に外へ出てみる:5分だけでも、空の色の変化に気づけます
- スマホをポケットにしまう:目の前の景色だけに集中してみましょう
- ゆっくり深呼吸する:吸うよりも、吐く息を長めに
- 温かい飲み物を用意する:マグカップを両手で包むと、気持ちまでほっとします
海辺の街ならもちろん最高ですが、川沿いでも、ベランダでも、屋上でも大丈夫。
大切なのは、「空を見る時間」を自分にプレゼントしてあげることです。
おわりに
茜色の空が少しずつ群青色に変わり、漁船の灯りがぽつりと小さく光りはじめました。
そのころには、胸の中のざわざわも、すっかり凪いでいました。
忙しい毎日の中でも、ふと立ち止まって空を見上げる。
それだけで、心はちゃんと休まります。
今日の夕方、あなたの頭の上には、どんな色の空が広がっているでしょうか。
よければ少しだけ、見上げてみてくださいね。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます
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