朝の道ばたに、青いツユクサがひっそり咲いていました。
大きな花ではないのに、目に入った瞬間、少しだけ足を止めたくなる花です。
草のあいだから顔を出すように咲く小さな青色は、空のかけらが落ちてきたようにも見えました。
ツユクサは、派手に咲き誇る花ではありません。
けれど、その控えめな姿には、不思議と心を落ち着かせてくれるやさしさがあります。
朝露を少しまとった花びらは、光を受けて静かに輝いていました。
誰かに見つけてもらうためではなく、ただ今日もそこに咲いている。
そんな姿を見ていると、無理に目立たなくてもいいのかもしれないと思えてきます。
毎日を過ごしていると、どうしても急いだり、比べたり、焦ったりしてしまいます。
でも、道ばたのツユクサは、そんな気持ちとは関係なく、静かに朝を迎えていました。
小さくても、短い時間でも、自分らしく咲いている。
その姿が、なんだかとてもきれいに見えました。
ツユクサの青色は、強い青ではなく、少し透き通ったようなやわらかい青です。
見ているだけで、心の中に涼しい風が通るようでした。
何気ない道ばたにも、ちゃんと癒しは隠れているのだと思います。
特別な場所に行かなくても、遠くまで出かけなくても、足元に小さな景色がある。
忙しい日ほど、そういうものを見落としてしまうのかもしれません。
ツユクサは、今日も静かに咲いていました。
その小さな青い花を見つけただけで、朝の時間が少しだけやさしくなりました。
何も大きなことが起きなくても、こんなふうに心が軽くなる瞬間がある。
それだけで、今日という日を少し大切にしたくなりました。
ここまで読んでくれて、ありがとうございます
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