2026年8月30日日曜日

癒される車で走るどこまでも続くまっすぐな道

癒される車で走るどこまでも続くまっすぐな道

朝、まだ空気が少しひんやりとしている時間に、車のエンジン音だけが響く道を走り出す。窓の外に広がるのは、地平線まで続いているのではないかと錯覚するほどの、まっすぐな一本道だ。

信号もなく、対向車もほとんど見えない。目の前には道路と空、それだけがどこまでも続いている。アクセルを踏むたびに、景色がゆっくりと後ろへ流れていき、頭の中に溜まっていた考え事も、いつのまにか一緒に流されていくような感覚になる。

窓を少し開けると、風が車内に入り込んでくる。土や草の匂い、遠くの畑からふわりと届く香り。ラジオから流れる音楽が、単調な道のりに心地よいリズムを添えてくれる。

まっすぐな道は、不思議と気持ちを整理させてくれる。曲がり角がないということは、迷う必要もないということ。ただ前を見て、ハンドルを軽く握りながら進むだけでいい。そのシンプルさが、日々のごちゃごちゃした悩みを一旦脇に置かせてくれる。

遠くにぽつんと見える一本の木、道路脇に並ぶ電柱の影、空に浮かぶ雲の形。何気ない景色のひとつひとつが、いつもより丁寧に目に映る。急ぐ理由もなく、ただこの道が続く限り走っていたいと思わせる、そんな時間だ。

日が高くなるにつれて、道路にはうっすらと陽炎が揺れはじめる。その揺らめきの向こうに、まだ見ぬ景色が待っているような気がして、アクセルを緩めることなく、ただ真っすぐに進んでいく。

目的地に着くことも大切だけれど、この「まっすぐな道を走っている時間」そのものが、何よりのご褒美なのかもしれない。誰にも邪魔されず、自分のペースで、ただ前へ。そんなドライブが、心をそっと癒してくれる。


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