2026年8月23日日曜日

癒される海に近い川

癒される海に近い川

川の水音を聞きながら歩いていると、少しずつ潮の匂いが混じり始める瞬間がある。海に近い川には、そんな不思議な境界線が流れている。

上流から運ばれてきた澄んだ水が、ゆっくりと海の気配を帯びていく。川面に反射する光も、内陸を流れているときとは少し違って見える。どこか広がりを感じさせるような、開けた明るさをまとっている。

河口付近まで来ると、川と海が混じり合う汽水域が広がる。そこには淡水魚と海の生き物が入り混じり、静かながらも豊かな生態系が息づいている。鳥たちが water の際に舞い降りて餌を探す姿も、この場所ならではの風景だ。

土手を歩けば、川風と潮風がふわりと重なって頬をなでる。夕方には、川面が夕焼けを映し込み、その先にある海の水平線までがひと続きの絵のようにつながって見えることもある。

こういう場所には、大きな観光地のような派手さはない。けれど、川のせせらぎと遠くに聞こえる波の音が同時に耳に届くとき、心の奥がすっとほどけていくような感覚がある。

橋の上に立って、上流を見れば緑の山々、下流を見れば青い海。ひとつの景色の中に、山と川と海のすべてが凝縮されている場所は、意外と身近なところにあるものだ。

慌ただしい日常から少し離れて、そんな川辺をゆっくりと歩いてみる。それだけで、心が静かに満たされていくのを感じられるはずだ。


ここまで読んでくれて、ありがとうございます

PR
コータのAmazonページへ

よろしければ、
のぞいてみてください


0 件のコメント:

コメントを投稿